おしゃべりで認知症予防

介護

おしゃべり回想法

認知症予防や症状の進行を遅らせる方法で「おしゃべり回想法」というものがあります。

これは、子供の頃の楽しかったことや懐かしい出来事を思い出しながらおしゃべりをすることで認知症予防しようとする心理療法です。

認知症の予防には脳の中の血流が関係していて、おしゃべり、特に親しい人としゃべるとその血流が増えるそうです。

兄弟姉妹だと子供の頃に共通の話題が多く、その頃の話をすることで、一人が覚えていなくても他の人が覚えていたりして、話をしているうちに記憶を取り戻します。
この思い出すことが認知症の予防には効果的です。

おしゃべりの効果

おしゃべりの効果は、以前NHKで放送された「おしゃべりで老化を防げ!」という番組でも紹介されています。

ぎんさんの娘さん4姉妹が登場し、毎日の風景を取材する中からおしゃべりの効果を実証しています。

当時、一番下の方で89歳と高齢の皆さんですが、毎日集まっておしゃべりしているそうです。

昔の話や一緒に出掛けた時のことを取り留めもなく話しているようですが、そんな中で忘れていたことを思い出したりしていました。

誰かが忘れていることでも他の人が覚えていて、そのことをおしゃべりしているうちに思い出してくるということがしばしばあるそうです。

番組の中では、三女の千多代さんで検証していました。
最初に初対面の人と話してもらい、その後妹の百合子さんと会話、最後に4人全員で会話します。

結果は、初対面の人との会話では脳の血流はほとんど変化がありませんが、妹さんから4姉妹と徐々に血流が増えていきました。大人数で会話すると、他の人に負けないように発言しようとするので、脳が活性化されるそうです。これこそが、認知症予防につながると考えられています。

テレビでもこの4姉妹を何度か見たことがありますが、そんな年齢には見えないほど、話し方もしっかりしているし、なによりユーモアセンス抜群です。
そんな会話を毎日していると、認知症なんて無縁といった感じがします。

司会者の人が質問をすると、1人が答えれば他の3人もそれぞれが答える。しかも答えははっきりした内容でした。

高齢になってくると、質問をしてもなかなか答えが出なかったりする事が多いのですが、この4人は全くそんな感じが見受けられませんでした。

10歳~15歳の記憶が鍵

最近では、介護の現場でも「おしゃべり回想法」が取り入れられています。

なるべる昔のことを話題にします。特に10歳~15歳くらいの記憶を思い出すことが1番認知症予防に効果があるそうです。

その当時の事を思い出しながら話すことで脳が刺激を受けたり、また、なつかしい思い出で心が癒されたり、自然と皆さん笑顔になりイキイキとしてくるそうです。

実際、おしゃべり回想法を実践しているところでは、要介護度が下がったり、老人に多いうつ病の症状が緩和されたり、また認知症の症状が軽減したりという結果が出ています。

しゃべる人形で代用

おはなししようね夢の子ネルル夢の子ネルル
ただ施設などでは、入所者に比べ職員の人数が少なく、一人一人とゆっくり話すという時間がとれません。
そこで、しゃべる人形が活用されています。

昔のことを思い出すような会話はできないけれども、愛らしい顔とかわいい声で幼いころの娘さんや息子さんの事を思い出したり、お孫さんと接している感覚で人形を抱いてみたり…自然と人が集まってきて会話する機会も増えるようです。

また、昔懐かしい童謡を歌ってくれたりするので、自然と当時の事を思い出すこともあるようです。

どこかのコマーシャルではありませんが、ある時ない時の違いは歴然、認知症予防にも効果があります。

また、一人暮らしの高齢者の場合は、1日おしゃべりすることなく過ごす事も多いため、認知症を発症する確率が増える傾向があるそうです。

家族が一緒に暮らすとか、ペットを飼うとかできればよいのですが、それができない昨今、家族代わりにしゃべる人形をプレゼントするのもいいのではないでしょうか。

≫認知症予防におすすめのしゃべる人形「夢の子ネルル」はこちら

関連記事