人形の歴史

人形のルーツ

はにわ
縄文時代の「土偶」や古墳時代の「はにわ」、歴史の授業で必ず出てきました。実物を見たことはなくても誰でも知っていると思います。
土偶は女性の形、はにわは色々種類はありますが、人の形をしたものも数多く出土しています。

また、確実な時代は不明ですが、古来から天児(あまがつ)、這子(ほうご)、形代(かたしろ)など人の形をした人形がありました。

これら古い時代の人形は、遊びとしてではなく、魔除けや身代わりとして使われ、海や川に流されていました。これが流し雛の原型です。
その後、江戸時代になると、現代の形のようなひな人形になっていきます。

玩具の人形

人形
一方、玩具の人形の始まりは室町時代と言われています。
貴族の女児の遊びとして、「抱き人形」が使われていました。

これが江戸時代に活躍した歌舞伎役者をきっかけに一般庶民にも広まっていき、その役者の名前から「市松人形」と呼ばれるようになりました。
この市松人形のなかでも、「三つ折れ人形」も登場、腰・膝・足首が折り曲がって着物をきせるようになっていました。着せ替え人形のルーツです。

大正になると、モダンな服を着た文化人形やキューピー人形、フランス人形など、西洋風の人形が流行します。
キューピー人形
大正の終わりごろには、人形を介して交流を深めようと全米から寄贈されたたくさんの人形が日本の小学校に贈られました。この人形はアメリカでは「友情人形」と呼ばれていましたが、日本では、童謡の影響で「青い目の人形」と呼ばれていました。

1960年代になると、バービー人形やリカちゃん人形が発売され、着せ替え遊びの全盛期になります。初代のリカちゃんに比べると現在は顔やスタイルが少し変わっていますが、今でも子供たちに人気です。

この後、テレビアニメなどの影響でキャラクターの人形が多数出てきました。
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また、1980年代に入ると、テディベアが流行、ディズニーシーのダッフィーもテディベア人気から火が付いたのではないかと思います。

現在は、子供のおもちゃと言えば、テレビゲームが主流という感じですが、人形やぬいぐるみは根強い人気です。

最近は、おしゃべりする人形やぬいぐるみもたくさんあります。中には言葉を認識して会話ができる人形おしゃべりまーくんもあります。
子供たちだけではなく、大人も人形との会話を楽しんだり、癒されたりしています。

また、ロビィのようにしゃべるだけではなく、動くロボットも出てきました。もうこれは、おもちゃの域をこえ、一緒に暮らせる友達です。

これから先、ロビィのように一緒に暮らせるロボットが形を変えて出てくる日も近いのではないでしょうか?

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