アニマルセラピー

ゴールデンレトリバー

アニマルセラピーとは

動物とふれあう事で、ストレスが軽減されたり、安心感があったりと精神的な癒し効果を目的とした治療方法です。実際には、動物介在療法と動物介在活動の2つに分けられます。

  • 動物介在療法…医療専門家の指導の下に動物を介在させた治療法です。その目的は精神的、身体的、社会的機能の向上で、それぞれの患者さんに合ったプログラムが考えられています。
  • 動物介在活動…動物とふれあうことで精神的安定や生活の質の向上などを目的にしています。しつけやトレーニングを受けた動物を福祉施設や学校などに連れていき、コミュニケーションをとらせます。

アニマルセラピーの歴史

乗馬セラピー

馬
アニマルセラピーは、紀元前400年頃に戦争で負傷した兵士を乗馬させて治療したのが始まりと言われています。

その後、ヨーロッパを中心に障害者療法として乗馬が活用されていました。
日本でも1980年代頃から乗馬によるリハビリ治療が行われていました。

馬の歩くリズムで身体や脳が刺激を受けるので、脳性麻痺に効果があるそうです。また、心地よい揺れでリラックスでき、コミュニケーション能力が上がると言われています。

イルカセラピー

1970年代後半 アメリカで研究が始まり、1996年ころから日本でも取り入れられるようになりました。

イルカは自閉症やうつ病患者を感知する能力を備えていて、そのような方にはやさしく接してくれます。
イルカと接することで、自閉症患者はコミュニケーションの力を高めたり集中力が増したりします。また、うつ病患者はネガティブ思考が改善される効果があります。

dolfin

ドッグセラピー

犬を利用したアニマルセラピーは20世紀半ばごろから本格的に始まりました。

特に高齢者の場合、認知症の補助療法や作業療法としてアニマルセラピーが取り入れられています。
認知症の方には、触れたり見つめあったりして動物とコミュニケーションをとる方が人に対してよりもリラックスしてふれあえるそうです。
また、肩が痛い、手がしびれるといった症状の方に大型犬のブラッシングをしてもらうと、普段動かせない腕が自然に動かせたりします。

老人ホームや障害者施設などを訪問してレクリエーションとして犬とのふれあいを楽しんだり、幼稚園や小学校などで、正しい動物とのふれあい方法や命の大切さを学ぶという動物介在活動も増えています。

ドッグセラピーの注意点

ただ、いくらしつけられた犬とはいえ、急に暴れだしたり人に噛みついたりすることがあるので接する時には注意が必要です。また、犬の病気が人に感染してしまう事もあります。

自宅で簡単アニマルセラピー

現在、3世帯に1世帯の割合で家庭でペットを飼っています。種類はやはり犬が1番。そしてペットを飼っている8割以上の方がペットを飼ってよかったことは癒されると回答しています。
ペットを飼う事もある意味アニマルセラピーと言ってよいのではないでしょうか。

家庭の場合、ペットを飼っている人はペットを飼っていない人に比べて、健康面や精神面でも良好であるという研究結果があり、ペットを飼う事はおススメです。
ただ、高齢者の場合は世話をできない、ペットを残して亡くなってしまうといった問題もあります。

そんな心配がある方にはペット代わりにしゃべる人形がおススメです。
老人ホームや介護施設でも、アニマルセラピーは導入していないけれどドールセラピー用の人形やしゃべるぬいぐるみなどを置いている施設も多くあります。

>>高齢者向けしゃべる人形はこちら

追記

2017年12月「一般社団法人ペットフード協会」の発表によると、調査依頼初めて猫の飼育数が犬を上回りました。

飼い主の高齢化により、しつけや散歩などの負担が少ない猫に移行しているのではないかと思われます。

犬から猫に代えても飼い続けるということは、やはりペットの癒し効果に他ならないのではないでしょうか。

私たちも、ずっとペットのお世話ができるよう健康寿命を延ばしたいですね。

関連記事